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恋の話ではなかったり 〜その恋の振り返り [日々のこと]


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『その日、恋は落ちてきた』が、実のところ恋の話ではないことを、見抜いてくださった方は、ボクに伝わってきてる範囲ではお二方だけでした。

主人公の『戸村卯月』ちゃんにとってはバッチリ恋の物語なので伝わる必要はない訳ですが、なんとなく書き残しておきたくなったので、少しばかり。

舞台なんて観たもの感じたものがすべてで、脚本家の戯言なんて興味ないわ、という方は読み飛ばしてくださいませ。


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戸村卯月ちゃんは、飛び降り自殺の現場に出くわすという衝撃的な事件でPTSDを発症してるんですね。平たく言えばトラウマというヤツです。

それを「恋と断定した先輩GJ」というツィートをしてくださった方がいらっしゃいましたが、まさにそれです。

PTSDによって「生きづらさ」を抱えた卯月ちゃんは、その症状を『恋と誤認すること』、あるいは『恋と読みかえること』によって、「生きづらさ」と共生する方法を探っていく物語、であったのでした。

先輩が意図的GJだったのか、天然GJだったのかは、ボクも決めてません。想像を楽しむばかりです。

ただ卯月ちゃんにとっては『ガチの恋』として認識することで、初めてその「生きづらさ」と共生出来た訳で、卯月ちゃん本人にとってはまごう事なき『恋の物語』でした。

最終的に、このような2層構造の物語となったのは、監修してくれた秋田光軌主幹との対話と、あとは2年ほど前に出会った「べてるの家」の思想にあります。

「べてるの家」のことは、このブログでは何度か触れてますし、最近バリバラで2週連続特集も組まれていたので、ご存知の方も多いと思いますか、統合失調症の方のケアハウスのような施設です。

「病気は治らなくてもいい」「機嫌よく生きることが大事」というのが、ボクの理解の中では「べてるの家」の思想の2つの大きなポイントだと理解しています。

それまでの精神医療界で病気由来の幻聴の内容を問うことはタブーで、幻聴が聞こえないようにすることが「治療」だったそうなのですが、そのために隔離されたりお薬たくさん飲まされたり、ちっとも機嫌良く生きられない。

それを、幻聴の内容をみんなで話し合って、幻聴との対話を試みたりする。幻聴と共存する方法を探るといった『当事者研究』という手法が注目されているんだそうです。

当事者が当事者自身の症状を自分で研究するから『当事者研究』。それによって病気が治らなくても、病気と折り合い、自分と折り合い、社会と折り合い、【機嫌良く生きる】ことが出来る。
というのが、まあ大雑把なボクの『べてるの家』への理解です。

今回の卯月ちゃんも、もし「先輩GJ」の前に病院にかかっていたら、直ぐにPTSDと診断されて、お薬出されて「治療」の道に入っていたことと思います。

が、今回はそうはならなかった。たいていのことを「恋とは恐ろしいものだ」「恋では仕方ない」の呪文で乗り越えながら、自身で自分に折り合いをつける道を探り続ける訳です。

繰り返しですが、飽くまでも卯月ちゃん本人にとっては『恋の物語』です。かなり真っ直ぐに恋の物語でした。

開演2分以内に描いた「症状」は、かなり典型的なPTSDの症状で、なんならステレオタイプと言って良いほどにPTSDの症状を羅列したので、気がつく人は気がついても面白いし、PTSDの典型的な症状が、恋の病の典型的な症状に似ているのも面白いと思ったりしていたのでした。

『恋の病』も「生きづらさ」だったりするのかもしれません。と牽強付会なことは言えますけど、ここが2層構造をつなぐボルトなんでしょう。

その2層構造を見事に生きてくれた丹下真寿美さんには感謝しかありません。

あの結末を、どのように受け止めることが可能なのかは、観ていただいた方に委ねていますし、卯月ちゃん自身にも委ねています。

ただただ、彼女の今後の幸せを祈るばかりな訳です。


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