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『レクイエム』全日程、終了しました! [日々のこと]

『レクイエム』全日程終了いたしました。お忙しい中、足を運んでいただきました皆さま、ありがとうございました。

スペドラの最後に花を添えるために組まれた、1回目の優秀劇団である鹿殺しと2回目の優秀劇団である満月動物園とのコラボ公演、丸尾くんとのコラボでした。

こういうカタチで区切りをつけられることは、意外に人生では稀なことのようにも思いますので、かなり幸福なことなんだろうと思います。

なんやかやで有耶無耶に自然消滅的に終わっていくことも多いと思っておりまして、明確に記念碑的な作品を作れたのは、巡り合わせの妙とスペドラ主催の應典院寺町倶楽部さんの志の高さのおかげでありましょう。

そして、その「区切り」に全力投球で参加してくださった俳優陣。全力投球の全力疾走で一緒に駆け抜けていただきました。

あまりぶっちゃけることでもないのですが、正直、まったくミスのないステージはありませんでした。それでも『守りに入るな』『攻め続けよう』と言い続けたのはボクで、俳優陣はそれに応え続けてくださいました。

『落ち着いて』『丁寧に』と指示することは一度もありませんでした。ボクの現場では珍しいことです。その責はすべてボクにありますが、ボクが観たかった景色まで、俳優陣に連れて行ってもらいました。ありがたい限りです。

そしてスタッフ陣。ありていに言えば『いつもと違う』満月動物園を、しっかりと支え続けてくださいました。もうなにもかもがタイトな中、きっちりと立ち上げてくださいました。

ところで、これまでの満月動物園の公演では考えられないくらいに、アンケートやSNSでいただいた感想に幅がありました。それも、丸尾脚本の間口の広さということなんだろうと思います。

それぞれがそれぞれの物語を持ち帰る、そんな間口の広さがあればこそ1万人を動員するような劇団に成長していったんだろうと、納得するものがありました。

あなたの「ハマダヨウコ」はどんなでしたでしょうか?

そんな中でも、戒田脚本の方が好きというお言葉もチラホラいただきまして、それはそれで嬉しくもありました。丸尾脚本は鹿殺しで楽しまれるのが一番です。

まだ、ボクの耳に届いてないだけかもしれませんが、『丸尾脚本をこんなふうにやりやがって』という鹿殺しファンの方の声がなかったことに、胸をなでおろすところもあります。大事な友だちである丸尾くんや鹿殺しさんの足を引っ張るようなことになるのはイヤだったので。

2003年の1回目のスペースドラマから始まった、丸尾くんや鹿殺しさんとの物語にひとつの区切りがついたことに、肩の荷を下ろした感があります。出来て良かった。

劇団員の河上も諏訪も西原も、今回の機会がなければあんな役に巡り合うこともなかったかもしれません。多分に滋養となることでしょう。

河上といえば、片岡自動車工業さんのゴールデンレトリーバーからのハマダヨウコという振れ幅よ。丹下ちゃんのウガツからの石橋もそうだけど。丹下ちゃんが「脳がいたい、脳がいたい」といいながら頑張ってくれたのもありがたい限りです。
二人とも、すでに頑強な俳優としての足腰がさらにビルドアップされた感じです。一歩がデンプシーロールを身につけたときのようです。ガゼルパンチだけじゃ不満なのかよ的な。

諏訪のガチなダンスを作品に取り込めたのも嬉しかった。楽屋での佇まいもダンサーさんのもので、心地よい緊張感を身にまとっていました。

コーラス部設定は西原のウタを作品に取り込むために丸尾くんと話し合って決めたものです。最後の独唱は胸に刺さりました。みじめさをあんなに美しく体現できるとは新しい発見でした。でも、痩せろ。

戎屋海老さんは、若い頃から憧れの俳優さんで、でも実はこんなにど真ん中に立っていただいたのは初めてでした。やっぱり好き。最大に好きなところは笑顔です。なんなんでしょうね。悪意のかけらも感じさせないのに、ザワザワさせられるあの笑顔。

近藤ヒデシくんとは長い付き合いですが、今回ほど難航した作品はなかった。でもおかげで観たことないヒデシくんになってたとボクは思ってます。役に対するアプローチが普段と全然違う。たどり着いたところが普段と似てたとしても。

中村ゆりさんがあのポジションに控えていてくださることが、どれだけ安心できたか。単なる賑やかしのようになってもおかしくないポジションを、作品世界の基盤にまで持っていってくださったのは、ゆりさんのチカラでした。基盤は基盤であるが故になかなか気づかれませんが、本当にすごいことやってくださいました。

湯山佐世子さんとはヒョンなカタチで知り合いまして、トントントンと出演いただくところまで行きましたが、実にキュートでかつクレバーで、ご一緒できて嬉しかったです。

笹川も劇団員としては初めての本公演で、実力者ばかりに囲まれて良い経験になったことと思います。これからが楽しみです。

それから、声の出演をしてくれた乃神亜衣子(井上亜紀)は満月動物園の旗揚げメンバーで今は東京で声優さんをされてますが、17年ぶりに一緒にやれましたし、本番初日には東京から駆けつけてくれて、打ち上げまで残ってくれました。同じく旗揚げメンバーである原典子と一緒にクレジットに名前を載せられたのが嬉しかったなー。

アフタートークゲストにお招きした浦部さんは大学の先輩で(10年以上先輩ですが)、ボクや河上の初舞台から観ていただいていますし、本当にたくさんのことを教えていただきました。照明の増員として初めてギャラをくださったのも浦部さんでした。あの5000円嬉しかったなー。ここで改めてボクの作品を浦部さんの言葉で語っていただけたのはとても嬉しかったです。

このお二人だけでなく、『区切り』の公演に様々な方々にお立ち会いいただけたことを幸甚に感じます。

ボク個人的には次に進むための区切りという訳ではなかったので、今のところ次のことは思い描いておりませんが、ゆっくりと『レクイエム』を咀嚼し反芻し、次に向けて腰を上げていこうと思っております。

つらつらと長文になってしまいました。

皆さま、本当にありがとうございました。

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